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K-1ファイターであるバダハリ
バダハリはモロッコ出身のキック・ボクサーで、K-1に参戦中のファイター。
アーネスト・ホーストも認める格闘家としての高い能力もさることながら、
リング外での暴れっぷりも有名で、
コアな格闘ファンならずとも知っている人も多い選手だ。
そんなバダハリの悪童ぶりが去る2008年12月6日に開催された、
WORLD GP FINALのリング上でついに大暴発、
グランプリ決勝という大舞台で衝撃的な反則行為を行って物議を醸している。
準々決勝ではピーター・アーツをTKOで下し、
続く準決勝のエロール・ジマーマン戦では劣勢からの見事な逆転勝ち!
をおさめたバダハリだったが、ファイナルの相手は因縁深いレミーボンヤスキー。
バダハリは、レミーの2003年のGP制覇はホーストやバンナ、
ミルコ等の主力級が揃って欠場したレベルの低い大会での結果であり、
その後は対戦相手を選んで逃げ回っている「フェイク王者」として激しく非難。
レミーを一番嫌いなK-1ファイターとして名前を挙げている。

バダハリ対レミーボンヤスキー戦での「事件」は、その第2Rに起こった。
前のラウンドでダウンを喫していたバダハリは、
続くこの第2ラウンドでレミーの足を手で掬うような形で倒し、
審判の制止を無視して攻撃を続けた挙げ句にトドメにレミーの頭部を踏みつけたのだ。
これによって試合は中断。
レミーが視野の不調を訴えたために試合は中止され、
バダハリは「重大な違反行為」を犯したとしてレッドカードを食らう事となった。
K-1側はベルト剥奪とファイトマネー没収処分という厳罰を下したが、
当のバダハリに反省の色は皆無。
レミーが試合後すぐマイクパフォーマンスをした事に突っ込み、
「反則によるダメージはなかったはず」と言い放っており、
一部2chなどのネット掲示板では、
暴行罪で逮捕暦(後に正当防衛が認められている)がある事を挙げ、
「こんなやつをK-1に連れて来たのが間違い」
という意見もちらほら見えている。
祖国愛旺盛な暴れん坊
そんなバダハリだが、出身国であるモロッコに対する深い愛情を
度々メディアでも語っている。
もともとオランダ国籍を持っていたが出身国のモロッコ国籍も取得。
バダハリのK-1王者へのこだわりには、
「モロッコには何も自慢できるものがない。自分がK-1王者になって、モロッコ=世界王者バダハリの祖国、という形で祖国を認知させたい」
という意思が、強く働いているという。
記者会見場での乱闘騒ぎや会場の備品破壊など数々の暴走伝説を持つバダハリだが、
彼はこういった祖国への愛情と、体調管理のため、
酒や煙草をほとんど口にしない競技への真摯な態度といった、
また違った側面も併せ持っているファイターなのだ。